サイクルジャージを”オーダー”するとは?
オリジナルデザインのサイクルジャージを作れるサービスのことを「オーダーウエア」「オーダージャージ」と言います。”人とは違うもの”を求めるサイクリストに近頃特に注目されているジャージの購入(製作)方法です。
頭の中にあるデザインを紙やデータにすることで、そのイメージどおりのものを作ることができます。オーダーウエアは元々、レースの際に集団走行をしている中でも自分たちのチームメイトを判別しやすくするためのユニフォームとして使用されていました。そのためメーカーによって違いはありますが、複数枚数の注文から対応していることが多いのが実情です。ここではパールイズミのオーダーシステムを例にその注意点、オーダーの仕方を紹介します。
サイクルジャージのオーダーをおすすめするポイント
このように近頃注目度が高まっているジャージのオーダーですが、おすすめするポイントは大きく4つあります。
- 頭の中で思い描いたデザインが実際の形になる
- 上下の統一感が出て一気におしゃれになる
- ウインドブレーカーなども同様のデザインで製作可能
- チーム、グループの団結力が高まる
1.頭の中で思い描いたデザインが実際の形になる
手書きのデザイン画やPCでデザインのイメージをアウトプットすることで、オリジナルデザインのサイクルジャージやサイクルパンツが製作できます。特にパールイズミでは手書きでおこしたデザイン画でも、専門スタッフがそれをデータ化してジャージに製作します。個性的なウエアでライドを楽しみましょう。
2.上下の統一感が出ておしゃれになる
サイクルジャージだけのオーダーもできるのですが、一緒にサイクルパンツのオーダーをすることで上下統一感のあるウエアを作ることができます。
3.長袖ジャージ、グローブなども同様のデザインで製作可能
サイクルジャージ、パンツと同様のデザインで長袖ジャージやグローブ、アームウォーマーなどの製作も可能です。これらのアクセサリー類にも統一感を出すことで、スタイリッシュにウエアを着こなすことができます。
4.チーム、グループの団結力が高まる
仲間と同じサイクルジャージを着用することで、チームとしての結束力が高まります。またサイクルイベントに参加する際に着用していると、大勢のサイクリストの中でメンバーをみつけやすいというメリットがあります。
サイクルジャージをデザインしよう!
ここからは実際にサイクルジャージをオーダーするまでの手順を説明しましょう。パールイズミの場合、手順は以下の7ステップになります。
- デザイン案の送付
- 注文
- デザインサポート
- サイズ・数量決定
- 注文完了
- 色見本確認
- 納品
1.デザインの方法
頭の中にあるデザインのイメージをアウトプットしていきましょう。まずはパールイズミのサイトからテンプレートをダウンロードします。手書きでデザインする場合はテンプレートを印刷して、それに書き込んでいきます。写真のように色鉛筆などを使用するなど詳しいイメージを書き込むと、よりイメージに近いものが出来上がります。
手書きではなくPCでデザインすることもできます。その場合はアドビ社のイラストレーターを使用し、「ai形式」でファイルを作成する必要があります。そのほかのソフトでも対応はできますが、改めてデザインの調整が必要となることもあります。
2.注文
テンプレートを使用して大体のデザインが決まったら、Webサイトや最寄りのサイクルショップからオーダーをしましょう。
3.デザインのサポート
送付されたデザイン案をもとに、専門デザイナーと一緒にデザインを決めていきます。手書きの場合はデータ化し、データ入稿の場合はデータの調整が行われます。最終的にデザインのデータが決まるまで、調整は何度でも修正可能とのこと。
4.サイズ・数量決定
デザイン担当者とやり取りをしてデザインが決定したら、注文するサイズや数量を決めていきます。サイズ感を見るためのサンプルウエアがあるので、実際に試着することも可能です。
パールイズミの場合、最低の数量は1つのアイテムにつき5着からオーダーできます(男性用・女性用混合でもOK)。ただしサイクルパンツ(タイツ)やビブパンツは、組み合わせてオーダー可能です。
5.注文完了
デザインやサイズ、アイテムの数量が決まったら注文は完了です。注文が確定してから、だいたい40営業日で商品が手元に届きます。
6.色見本確認
正式なオーダーからすぐに実際の生地にプリントされた色見本が届きます。これを確認して、色などに問題がなければ完成品の製作がスタート。ほぼ実物を確認できるので、はじめてオーダーする場合でも安心できます。
7.納品
約40営業日後に自分でデザインしたオリジナルウェアが届きます(※ショップで注文した場合は、当該の店舗で受け取ることになります)。またサイクルウエアを製作したあと、追加で1着からオーダーすることも可能です(3着未満の場合は1枚につき2,000円+税がかかります)。
オーダーの際に注意すること
デザインできる場所に限りがあります
サイクルジャージ、サイクルパンツ、ビブショーツなど、アイテムごとに”テンプレート”があり、パールイズミの場合、白地の部分には自由にデザインができます。
一部使えないカラーがあります
基本的には微妙な色合いまで再現できますが、一部、蛍光色やメタリック色など使えないカラーもあります。特別なカラーを使用したい場合は専門デザイナーに相談しましよう。またPCを使ってデザインしても、モニターの状況によって多少色味が変わることがありますが、パールイズミでは本製作前に実際の生地にプリントした色見本が送られてくるので、あらかじめ確認ができます。
また縫い目やファスナーをまたいでデザインしようとすると、絵柄にズレができることがありますので、縫い目には注意しましょう。
ロゴやキャラクターを使用する場合は著作権に注意
好きなロゴや、キャラクターを使用したい気持ちは分かりますが、その場合はユーザー自身が著作権の確認をする必要があります。好きな気持ちはわかりますが、使用する場合には十分に注意しましょう。
サイクルジャージのオーダーに関する基礎知識
オーダーできるサイクルウェアの種類
先述しましたが、サイクルジャージ、サイクルパンツ以外のアクセサリーにもオリジナルのデザインを施すことができます。主なアイテムは以下のとおりです。
- サイクルジャージ(長袖、ワンピース)
- ウインドブレーカー
- サイクルパンツ(ビブショーツ、タイツ)
- サイクルグローブ
- アームウォーマー(レッグウォーマー)
- サイクルキャップ
- サコッシュ
夏用だけではなく、秋・冬用のアイテムもオーダーが可能です。オールシーズン使用できるウインドブレーカーなどは、オリジナルのものがあると統一感が出ます。
サイクリストの体型に合わせたサイズ設定が可能
体型に合わせたサイズのジャージを着ることでスマートに着こなすことができます。そのためパールイズミでは決まったパターンの中から選ぶことになりますが、XS、S、M、L、XL、3Lのサイズ設定から選ぶことが可能。
オプションとして有料にはなりますが、丈も1~2サイズの調整ができます。
また男性用の半袖ジャージは、タイトフィットの「イグナイト」と少しゆったりめの「オーパス」の2種類のフィット感から選べます。フィット感を試したい場合は、貸し出し用のサイズサンプルを着用してみましょう。また5着の中ならそれぞれ、異なったパッドを選択することもできます。
サイクルジャージをオーダーする際の価格
気になるそれぞれのウエアの価格ですが、以下のとおりになります。
サイクルジャージ ¥7,700(税込)〜
サイクルパンツ ¥8,250(税込)〜
長袖ジャージ ¥15,180(税込)~
サイクルタイツ ¥19,580(税込)~
いずれも「1着あたりの価格」です。これらをオーダーする際の目安にしてみてください。