9人の旅の仲間とともに

日頃からカフェなどに立ち寄りながら関東近郊のコースでライドを楽しんでいる、ファンライド中心のPICC
そんな中、たまには非日常の景色、環境で刺激的なライドも楽しもうということで3年前に企画して実施したフジイチライド
その後も毎年恒例にしたかったが、コロナの影響でなかなか開催に踏み切れず、2022年の9月、ようやく久しぶりの宿泊でのライドイベント。コミュニティーマネージャーである私(大西)も、フジイチや旅を楽しみたいという想いで集まった自転車好きメンバーと1泊2日の旅をすることがとても楽しみであった。

RIDE TRIP初日はお昼に集合して、9名の参加メンバーで自己紹介や簡単なブリーフィングを。

それぞれ、はじめましての方が多いが、自転車が好きという共通点があるだけで、すぐに雰囲気が和んでくるのが不思議。
自転車の楽しみ方はそれぞれだが、フジイチをみんなで楽しく走りたいという想いが、最初のブリーフィングでの会話でも伝わり、とても安心した。今回の旅もこのメンバーなら大丈夫、楽しめそうだ。

 

ライド&コーヒー

初日は拠点としている山中湖の宿から河口湖をまわって戻ってくるショートライド
気持ちのいい天気で、湖畔沿いの道を景色を楽しみながら走る。

富士山もしっかり見えて、幸先の良いスタート。

途中はカフェに立ち寄り、コーヒーブレイク。
ここでも翌日のビックチャレンジであるフジイチに備え、交流を深めていく。
気持ちのいいコース、頼もしい仲間、美味しいコーヒー、とてもいい時間になった。

無事、楽しくライドを終えて、夜はみんなで乾杯をして、自転車談義をして就寝。
翌日のフジイチの準備は完璧。

 

素晴らしい景色、素晴らしいスタート

2日目はいよいよフジイチ120kmにチャレンジ。
早朝、天候確認も兼ねて宿の前の山中湖を見に行くと、非日常の素晴らしい景色が目の前に広がる。

何もかもが順調、よい旅だと思いながら、フジイチへ。
するとメンバーの一人がスタート時にパンク。
いいタイミングでいいプチトラブル(笑)
「山の下り坂とかじゃなくてよかったねぇ!」などとみんなで話し、場も和んだところでいざスタート。

2日目もいいライドになりそうだ。

 

前半は下り、後半は登り

今回のフジイチは山中湖スタートで反時計回りに走るルート。
序盤は下り基調でとても快適。飛ばしすぎに要注意である。

2日目も富士山がしっかり見えるコンディション。
フジイチならではの景色が楽しめて、メンバーも嬉しそう。
本当に恵まれたライド旅だ。

快適な下り基調を楽しみ、コースの半分以上を過ぎたあたりからは、富士山こどもの国や、サファリパークまでの長い登りルートが20km近く続く。最後に控えている籠坂峠もきついが、きっとこの長く続く登り区間が一番の難関。
休憩をこまめにはさみながら、各自のペースでじっくり進んでいく。

この日は予想以上に気温も上がってきったため、登り区間で体力を奪われる。
頑張りどころだ。

そんなタフな区間ではあるが、各所でメンバーがにこやかに待っててくれるので、頑張れるし、雰囲気は常にポジティブ。
さらに途中、先導する私がミスを犯し、上る必要のない坂道&距離をけっこう走らせてしまい、申し訳ない気持ちだったが、それでもにこやかに走ってくれたメンバーにはとても感謝している。

みんなでタフな登り区間を超えて、残すは最後の籠坂峠のみ。
後半もいい笑顔。

最後の籠坂峠を超えてフジイチをフィニッシュ

暑さと予定通りのタフな登り区間で、だいぶ消耗はしたものの、トラブルもなく全員で最後の籠坂峠へ。
いよいよクライマックスである。
各自のペースで最後の峠をじっくり味わいながら登っていく。

そして無事全員で登りきる!
嬉しさと安堵の表情。

最後は宿のある山中湖まで5kmほど下ってフィニッシュ。
全員無事に楽しんでフジイチ完走。

 

今回のライド旅はとにかく穏やかに、にこやかに、みんなの波長が合って、心地よく楽しめたと感じている。
そして天候にもこれ以上ないというくらい恵まれていた。
思い描いていた以上の楽しい2日間になり、参加メンバーからもポジティブな感想をたくさんいただいた。

素敵なメンバー、富士周辺の美しい自然、最高の天気、すべてがかみ合っていいライド旅ができた。
あらためて参加してくださったメンバーには感謝したいし、またこんな楽しいライドを共にしたい。

これからもPICCでは、いつもの身近なコースとあわせて、非日常の壮大なコース、そして旅とセットで楽しむ。
そんなRIDE TRIPという遊び方を企画していきたいと思っている。