快適に身体を動かすこと
“身体を動かすことが、生活の中に違和感なく組み込まれている”というのが大西さんのライフスタイル。気持ち良く身体を動かせる環境にあるとき、また実際に動かせたときが彼にとってのTHE GOOD LIFEとなるようです。トライアスリートとして今も挑戦を続ける彼にとって、「身体を動かすこと≒自転車に乗ること」の関係にあるのかもしれません。THE GOOD LIFEといえばTHE GOOD RIDEのことでもあるのです。
大西勇輝さん:「仕事としてスポーツに関わっている関係上、自分には2種類あります。完全にプライベートのとき、もうひとつはトレーニングのときの2つですね。
プライベートではカフェでのんびりするのが好きなので、コーヒー一杯のために、休日はひとりで遠くまで走ることも多いですね。気分が乗らなくても、コーヒーの香りを想像すると脚に力がみなぎります(笑)。ご褒美がないと“GOOD”とは感じないタイプかもしれないです。
あとはキレイな景色の中を走ったとき。多少移動に時間がかかっても自然の中を走りたいし、それによってすごく幸せな気持ちになります。自走で行くこともありますが、クルマで海沿いの街などに移動して、そこから心地よいルートを走りこともあります。コーヒーやキレイな景色のためだったら、遠くまで走るのも厭わない(笑)。かなり現金なタイプですね。あまりペースとか距離とかは考えずに走る、プライベートではそれが一番”GOOD”な瞬間です。
もう片方、トレーニングの場合は、トライアスロンの仲間を誘って一緒に入ることが多いですが、そこに“GOOD”を感じます。トレーニングなのでキツい部分もあるんですが『みんなでこなせばなんとかなる』じゃないですが、一緒に走ることで乗り越えられることもありますし、実際なんとかなることもあります。
トライアスロンという競技は個人競技なんですが、団体競技のように仲間の力を強く感じるスポーツでもあります。一緒のレースで走っている仲間と励まし合いますし、レースに出場していない応援メンバーから力をもらうこともあります。そういう意味でトレーニングのときから一緒にいることで“GOOD”な感覚をもつことができますね。
楽しみ方は人それぞれですよ。一人で走るにしても、みんなと走るにしても無理なく生活にフィットする部分を見つけていけば、必ずTHE GOOD LIFEにつながっていくのではないかと思います。」
最後に、トレーナー、コーチという観点から、まだTHE GOOD LIFEを見つけていない人に見つけるためのアドバイスをひとつ。
「自転車でいえば、安全、快適さがキーワードになると思います。自転車の場合、自分の身体をしっかり守れるテクニックが備わっていることが前提ですが・・・。ポジションが合っていれば快適ですし、信号が少ないところを走ればもちろんそれも快適。一度、安全で快適なことを体験するとそれがベースになっていくので、そのベースに自分で味付けをしていくと、よりGOODな部分が浮き上がってくるかもしれないですね」
普段のRIDEをより”GOOD”にする2018 Fall & Winter ウェア
大西さんがお薦めするウェアは、ウィンドブレーク ライト ジャージとウインドブレーク ライト ビブタイツ」だ。
大西勇輝さん:「今年の秋冬のラインナップの中で一番気に入っているのが、このジャケットです。薄くてストレッチ性が高く、防風性能も高い。どうしても冬用のジャケットになると、モコモコ感が出がちですが、これは薄手で普段のジャージのように使用できます。今シーズン使用頻度がかなり高くなりそうなウェアですね。このジャケットと組み合わせたいのがこのビブタイツです。ジャケット以上に動きやすさが求められるのがビブだと思いますが、比較的薄手で動きの邪魔にならず、しかも程よい裏起毛で保温効果もある。秋から春先まで長い期間使えるタイツだと思いますよ」
次回はPearl Izumiアンバサダー、北川麻利奈さんのTHE GOOD LIFEを伺います。